早起き朝稽古の魅力
私は朝が苦手でした。
休みの日は、起きたらすでに午後。
すぐに夕方になって、夜に飲みに行けばその日は終わり。
そんな日常が当たり前でした。
しかし、それは10年前までのこと。
合気道の朝稽古を始めてからは、7時に稽古に行き8時過ぎに終わっても、まだまだ時間があります。
その日一日は、まだ始まったばかりだと改めて実感するのです。
平日は仕事に行くため、午後まで寝ていることはないのですが、
それでも始業開始時刻に間に合うギリギリで、朝に余裕はありませんでした。
それが週末の朝稽古によって
少しずつ早起きができるようになっていきました。
朝稽古をするようになって最も変わったこと、それは
『時間の使い方』
です。
一日は24時間しかありません。
朝を充実させることで、その後の充実度が変わります。
「終わり良ければすべて良し」の言葉から最後さえしっかりしていれば問題ないと言う人もいますが、
スタートで出遅れた場合には、それを取り戻すのに時間が掛かるのは確実です。
早起きをして早いスタートを切っておけば、日中の動き出しも必然的に早まるのです。
時間の使い方が上手い人の方が、朝を上手く使っています。
とは言ってももちろん、良いことばかりではありません。
冬の朝は起きるのが大変です。
布団は鉛のように重く、身体を起こすことだけでも一苦労です。
時には日中に睡魔が襲ってくることもあるでしょう。私も睡魔とよく戦い、仮眠を取って調整をしています。
そんなところがデメリットです。
しかしながら、そのデメリットを超えるメリットが他にもあるのです。
まずは、朝に稽古をする
『爽快さ』
が挙げられます。
仕事を終えた後の夜の稽古では、心も身体も疲れた状態でスタートするので終わった時にはさらに疲れています。
しかし、朝だと気力も十分な状態での稽古なので、『爽快』な状態で終わるのです。集中力も全く違います。
また、朝の方が
『感性が高まりやすい』
ので、気づきがとても増えます。
朝から感性を高めておくと、その日一日何をやっていても気づきが多くなり、合気道の特徴である相手の意識を感じる稽古により、他人の気持ちなども理解できるようになっていきます。
そして、都合もつきやすいので稽古が続けられるのです。
朝に予定が入ることはほとんどないので、仕事が忙しくて稽古時間に間に合わないといった状況がありません。
『稽古を続けやすい』
というのもメリットです。
合気道をやるのであれば、私は絶対に朝稽古が良いと思っています。
ぜひ早起きをして一緒に朝稽古をしませんか。
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