失敗を糧にする考え方を身に着ける
失敗からの学び
合気道では試合がありません。
勝ち負けを競わないのです。
そのため、技が上手く決まるかどうかをゴールとして、様々なアプローチを試みます。
そこでうまくいくときもあれば、失敗することもあるでしょう。
うまくいくのは成功です。
技が決まったのを成功と認識し、技が決まらなかったのは失敗と認識します。
失敗することは子供の時は許されますが、大人になって社会に出ると許されなくなります。
しかし、
失敗から学べること
は成功よりも多く、深かったりします。
失敗の経験を糧とする
失敗は実に有意義です
成功体験を体に染み込ませることは必要ですが(勝ちグセという意味で)、それにより失敗を知らないことは怖いです。
成功だけが何となく重なり、失敗を知らないとその成功すら運となってしまいます。
失敗をしながら間違ったやり方もしっかり把握した上で成功を掴む、これが理想的です。
エジソンが電球を発明したときに度重なる失敗をし、その後成功をしたという話がありますが、失敗から学べることが大きかったのでしょう。(9999回失敗した話)
合気道は試行錯誤
合気道では失敗しても負けることはありません。
つまり
合気道では失敗が許されている
のです。
失敗しても良い競技なんてあまりないですよね。
それだけに失敗から学ぶことをやらないと実に勿体ないのです。
失敗により負けグセを作る必要はないので、
失敗の状況は1つのデータとして捉えましょう。
そして、それを踏まえて次に活かすことが必要です。
そうなると失敗というより、
試行による結果
ということになってきます。
なお、データを取る際に支払う対価(コストや損失)はできるだけ小さい方が良いので、問題ない範囲で失敗しながらデータを取ると良いでしょう。
例えば、審査のタイミングでいろいろ試して失敗するなどはナンセンスです。
普段の稽古の中で試行する、そんな考え方を身に着けられるのも合気道の魅力ではないでしょうか。
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